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手術について
皮膚腫瘍の摘出手術
皮膚にできもができていることに気がついた場合は、まず細胞診という簡易的な検査を実施します。細胞診とはできものの成分を針で少し吸引し、腫瘍の疑いがあるかどうか確認する検査です。短時間で実施でき動物への負担が少ない検査です。その検査で腫瘍の疑いがあると判断された場合は腫瘍を摘出する手術を行います。
摘出した腫瘍はさらに詳しい検査(病理組織検査)で腫瘍の種類の特定や手術によって腫瘍が完全に切除できているかどうかなどを調べます。その結果をもとに今後の方針(経過を観察するのみ、抗癌剤を使う、放射線治療をする、再手術をするなど)を考えます。皮膚にできものが見つかった場合は、まず診察を受け、細胞診の検査を受けてください。

耳の近くにできた皮膚腫瘍摘出後の写真
内臓腫瘍の摘出手術
皮膚だけではなく、肝臓や脾臓などの体の中にある様々な臓器に腫瘍ができることもあります。内臓の腫瘍は目に見えないため発見が遅れることが多く、見つかったときにはかなり進行して腫瘍が大きくなっていることや転移していることも少なくありません。腫瘍が進行すると内臓の機能に障害が出るため、元気がなくなる・食欲がなくなる・嘔吐するなど、様々な症状が見られるようになります。内蔵の腫瘍も皮膚腫瘍と同様、摘出し病理組織検査を行い、今後の方針を考えます。すでに転移している場合や、腫瘍が大きくなり太い血管を巻き込んでいる場合などは手術不適応となります。定期的な健康診断を受け、早期発見、早期治療することが重要です。

脾臓から発生した腫瘍のエコー写真
消化管(胃腸)の手術
タオルや毛布などの布類、ヒモや糸、おもちゃなどのゴム製品などは誤って飲み込むと胃や腸に詰まる危険があります。竹串や先のとがった骨などを飲み込むと胃や腸に刺さる危険があります。飲み込んでしまった異物の形や大きさと動物の体の大きさによって状況は異なりますが、異物を飲みこむと、手術で取り出す必要があります。場合によっては吐かせることも可能です。異物を飲み込んでしまった場合はできるだけ早く、診察を受けてください。 その他、胃腸の腫瘍や脱腸など様々な疾患が手術の適応となります。
当院の設備では診断・治療が困難な場合は、大学病院などの二次診療施設と連携して診断・治療をさせて頂くことも可能です。詳しくは「二次診療について」をご覧ください。
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